4月19日(月)、都内にあるJ-ROCK workout studioにて、DHC presents 吉田秀彦引退興行~ASTRA~(4月25日日本武道館、16時試合開始)に出場する中村和裕(吉田道場)、長南亮、白井祐矢(ともにTeam M.A.D.)、オープニングファイトに出場する誠悟が公開練習を行なった。公開練習は4人でサーキットトレーニングの後、長南VS白井、中村VS誠悟がオープンフィンガーグローブを着用してのライトスパーリングを行なった。練習後に中村、長南、白井の三人が報道陣にコメントした。
まずは、公開練習で誠悟の上半身に道着を着せ、道着を掴んでのパンチや絞めを披露した中村が「自分は先週の公開練習で言いたいことは、ほとんど言った。先方はオヤジパワーとか言っているようですが、次の世代は自分たちなんで...。あまり試合前にグタグタ言いたくない」とだけ言葉を残すと立ち去った。
続いて行われた、長南と白井の二人の囲み取材は以下のとおり。
Q:そろそろ減量の時期ですか?
長南「今日から減量スタートです。試合の3週間前からカロリーを控えた食事コントロールをしていく。今回は試合間隔が空いていないので、いつもと違う感覚です」
Q:今回は連戦となりましたが。
長南「DREAMで勝った勢いをそのままぶつけようと思ってます。気持ちの部分でカバーしようと思っている」
Q:今何キロくらいですか?
長南「83~84㎏くらいです。1日1回おもいっきり汗をかいているので心配ないと思う。オレより白井の方がキツイと思う」
Q:白井選手は、何キロくらい減量するのですか?
白井「だいたい12㎏くらいです。太りやすいもんで...」
長南「今回は不摂生な二人に渇入れられてる感じですね」
Q:白井選手は、12㎏をどれくらいで落とすのですか?
白井「1ヵ月で落とします」
Q:対戦相手のデータは調べましたか?
長南「映像データをパソコンに送ってもらったのですが、ダウンロードするのに時間がかかってしまって、やっと見れたと思ったら、別の選手だった。だから見てないんです。面倒くさいんで、もういいやと思って見てないです。でも、決してナメてるわけじゃないです」
Q:キャリア的に勝たないといけない?
長南「そうですね。勝たないと今まで戦ってきた相手に申し訳ないし、UFCで戦っていた頃と同じ気持ちで戦う」
Q:白井選手はDEEPウェルター級王者になって初めての試合となりますが。
白井「ベルトを持って出ていくという気持ちを忘れずに戦います。先日のDEEPで同門の中西がライトヘビー級王者にもなったので、自分も勝ってチームの勢いをつけて長南さんにつなげたい」
Q:対戦相手の映像は見ましたか?
白井「じっくり見ました。ただ、(アイスランドの)火山噴火で選手がちゃんと来日できるのか、どうかが心配です」
長南「白井の場合は、前にDREAMに出た時に失敗しているので、DREAMでリベンジするためにも勝たなければいけない試合。練習では岡見(勇信)と普通にやり合うくらいのものを持っている男ですから。あとはどれだけ試合で出せるかでしょうね。同門の中西がライトヘビー級王者になったので、自分はDEEPではミドル級でやらなければいけないのかと思ってしまった。だって、これでオレがミドル級のベルト獲ってしまえば完全制圧みたいなもんですから」
Q:今回、吉田選手と中村選手とどちらと多く練習しているのですか。
長南「ALLIANCE-SQUAREで練習させてもらっているので、吉田さんとの練習のほうが多い。自分のトレーナーが吉田さんを見たりもしている」
Q:複雑な心境ですか?
長南「勝手にやってくれって。お金をもらっているイベントなのだから、むちゃくちゃケンカしてくれって感じです。最初は吉田さんもやる気あんのかなって、思ってたのですが、めちゃめちゃ強いんでマジですよね」
Q:白井選手も複雑ですよね?
白井「そうですね、自分も長南さんが言われたように、お金をもらうイベントなんで、殴って蹴ってほしいですね」
長南「白井の方がかなり複雑ですよね。吉田さんは仕事でいえば上司のような存在ですから」
Q:メインイベントの試合はどっちに感情が入りますか?
長南「去って行く人間に負けちゃいけないと思う。勝ち負けよりも最後なので吉田さんの人間力を見届けたい気持ちです。2回目のヴァンダレイ・シウバ戦の時に自分はセコンドに就いたのですが、本当にスゴイものを見せられた。そういうのを今回の試合でも見たい」
Q:白井選手はどうですか?
白井「自分は特にないです。試合に関してはお二人におまかせします」