ASTRA

ASTRA 吉田秀彦引退興行

HOME » TOPICS » 試合終了後インタビュー④

トピックス

試合終了後インタビュー④

【第七試合 フェザー級 5分3R 判定(3-0)】
0425_13.jpg小見川道大選手
Q:試合を終えて感想は?
ちょっとしょっぱい試合しちゃいました。距離感が掴めなくて、今年一発目にあんな試合をしちゃって...逆に気合いが入りました。ここからもっと強くなりたいと思います。ほんとクソッタレでした。まさか今年一発目で自分がクソッタレになると思わなかった。
Q:試合展開については?
ヒザがあの距離で入ってくると思わなかったし、1Rで距離が掴めなかったです。なので選択肢として、殴り合うというよりも、テイクダウンしてと。慎重に勝ちにいこうと思いました。
Q:吉田選手が引退したことで小見川選手にかかる役割が大きくなりますが?
期待通りに、世界のてっぺんを取りたいと思います。
Q:上がりたいリングはありますか?
世界の一番強いリングに上がりたいです。今アメリカのWECでジョゼ・アルドとユライヤ・フェイバーがやってますよね?ジョン・チャンソンもいい試合をしたそうですし、あのへんとも闘わないといけないと思います。とりあえず世界で強いのを叩かないといけない。
Q:吉田選手に対しては?
吉田さんの試合は感動しました。同じ釜の飯を食った仲間で殴り合ったんで微妙な感じだったんですけど、上手いビールが飲めると思います

0425_14.jpgミカ・ミラー選手
Q:試合を終えて感想は?
吉田選手の引退大会ということで、素晴らしい選手が出場して、素晴らしい大会だった。 Q:試合展開に関しては?
スタンドについては上手く攻撃することができたが、グラウンドでポイントが稼げなくて苦戦した。でも、その後のスタンドで追いつくことができたと思う

 



【第八試合 無差別級 5分3R 判定(0-3)】
0425_15.jpg中村和裕選手
Q:プレッシャーのかかった試合でした?
......言葉にならないです。
Q:試合はイメージ通り?
そうですね。倒しにいこうと思っていたので、もっと打ち合いができたらよかったなと。でも、力んじゃいましたね。倒しにいこうと思った分、冷静にやろうと思ったんだけど、やっぱり熱くなっていっちゃった部分があったのかなと思います。
Q:吉田選手に勝利したことについては?
嬉しいです。プレッシャーは感じてたし、吉田さんという大きな存在がいなくなるということだけど、それを追いかけてきたということと、これから残って引っ張っていくということ、すべてのことがごちゃ混ぜになっていました。結果、勝てて良かったということです。試合の後、吉田さんには『お前、すごいプレッシャーの中でよくやったな』という言葉をかけていただきました。一番そばにいて、同じ場所に出て比較されたり、大きな存在でプラスになったところもあればマイナスになったところもあります。でも、やっぱり吉田さんがいなくなるのは寂しさもある。そんなことを考えていました。吉田さんと同じような引っ張り方はできないけど、自分ができる範囲で引っ張っていこうと思います。
Q:3R、吉田選手が頬を叩いてアピールしていましたが?
自分自身、いつも試合の最後でいけないところを、吉田さんが『来い』と言って声をかけてくれたんで、自分が出ていけるように吉田さんが引っ張り出してくれたんだと思いました。カッコよかったです。やっぱすごいんだなと思いながらやってました。自分もいかなきゃてハッパをかけて、自分もいきました。
Q:吉田選手へのメッセージ
吉田さんは柔道界に戻るということですけど、自分は死ぬまで総合格闘技に関わっていこうと思っているので、安心して柔道界に戻っていただいて、また力を貸してほしいなと思います

0425_16.jpg吉田秀彦選手
Q:試合を終えて感想は?
ありがとうございました。まあ、終わったなというスッキリ感があります。試合するまではわからなかったけど、気持ちの中で悔いはないです。
Q:中村選手の向かってくる気持ちを感じましたか?
僕にも『いかなきゃって』いう気持ちはあったし、カズ(中村和裕)にもやりにくさがあったと思います。でも、パンチは痛かったです(苦笑)。体中にアザがありますよ。
Q:柔道着を脱いだのはなぜ?
暑くてやってられなかった(笑)。最後なので両方やってもいいかなと思ったんです。
1、2Rでカズがあまり出てこなかったので、これは打ち合ってもいいかなと思って脱ぎました。3Rの腕十字は大丈夫だなと思いました。感覚で大体わかりますからね。試合は長かったけど、終わってみるとあっという間でした。感覚的にいつもと違う試合だったんで、楽しんでできたと思います。
Q:総合格闘技の魅力とは?
観客の熱い声援があったり、勝った時の喜びを会場の観客と味わえるのはいいですよね。演出とかも、気持ちを昂らせることができるという点は、アマチュアと違いましたね。
Q:引退試合を終えて、寂しさは感じている?
試合が終わったばっかなんで、寂しい気持ちと、これから頑張んなきゃという気持ちがあります。これからは、総合の世界ではカズたちが頑張ってくれると思うんで、安心して次に行きたいと思います。
Q:柔道界ではどんなことをやりたい?
今まではプロの世界に転向すると柔道界に戻れないというのがあって、最近、1年で戻れることになったんで。プロというのは職業のひとつで、職業選択の自由というのはあると思うんです。そういう壁をひとつずつ取り除いて、自分ができることはやっていきたいと思います。
Q:試合中の笑顔については?
きつかったんでしょうね。
Q:柔道、総合とアスリート人生を振り返ってどうですか?
柔道の時からそうですけど、みんなに支えられてここまで来たんだと思います。関係者、ファン、みんなの力があったからここまでこれたんだと思います。武道館で引退というのも何かの縁なのかと思いますね。実は4月25日っていうのは、古賀(稔彦)先輩が引退した日でもあるんで、そういうのが重なっていたのかと思います。
Q:最後に國保尊弘代表に感謝の気持ちを伝えたのは?
國保代表を格闘技界に引っ張ったのは僕ですし、一番感謝している人なので、みんなの前で感謝を言おうと思いました。自分にも仕事にも厳しい人なんですけど、だからこそここまでやってこれたと思う。
Q:今後、中村選手や小見川選手に期待することは?
カズにしても小見川にしても一流の選手だと思うんで、自分のキャラでこういう大会を盛り上げていってほしいなと思います。
Q:両親からの花束贈呈で涙を見せていましたが?
14歳で家を出たので親と一緒に住んだことがあまりないんで、今まで何をするときも一番最後に親に報告してきたんです。中学、高校時代も仕送りを送ってもらったりして迷惑をかけてきたんですけど、最後にああやって出てくるとは思わなかったんで、ありがとうという感謝の気持ちがありましたね。引退についても、自分のなかで決めてから親に報告しました。母親は安心してましたね。親父はなんて思ってるかわからないけど。
Q:総合格闘技から得たものは?
総合格闘技の一番華やかなところも見てきたし、一から作り上げるのも見てきたし、それが容易ではないなということも感じてきました。あと、いかに観客の目をくぎ付けにするかを考えるようになりましたね。本当に下の選手なんてすごくハングリーですし、そういうのを見たときにアマチュアの選手は本当に恵まれているなと思いましたし、そういう所も学びました。
Q:総合格闘技人生で印象に残る試合は?
プロとしての姿勢を教えてもらったのは、一番最初のヴァンダレイ・シウバ選手との試合ですね。いかにしてファンの目をくぎ付けにするかを教えてもらいました。
Q:最後は勝って終わりたかった?
出し切って終わりたかったというのがあって、その結果勝てればよかったとは思います。でも、今の僕ではあそこまでやるのが精いっぱいでしたね。
Q:総合格闘技をやっていて辛かったことは?
やっぱりPRIDEが無くなった時ですね

0425_17.jpg國保尊弘代表
本当に2月8日、この大会をやろうと決めて発表して、本当に色んなことありました。大会をやるにあたって選手の怪我だったり色んなことがありましたが、最後の試合をやる大会だと思えば、あれもやりたいこれもやりたいできることできないことで頭の中でいっぱいになり、多くの協力者がいなければ今日という日を迎えられなかったと思います。関係者の方々やファンのみんなの力がひとつになって、超満員という最近の格闘技界では稀に見るようなイベントになったのではないかと思います。観衆は12093人ということです。大会総括という事ですが、今日に限っては1試合1試合こうだったと言うつもりはありません。大会を通じて全選手がなんとか盛り上げようという意図が見えて、本当にいい大会になったと思います。選手のみなさまにも頑張ってもらったと思います。ASTRAに関しては、継続するのかということに関する質問が出るのかと思いますが、今のところまったく考えていません。とにかく選手たちが出るところが続いていくこと、そして総合格闘技が続いていくこと。これが吉田秀彦の願いだと思ってます。どんな舞台であっても。、大きな舞台をみんなが作ってくれて、そこに頑張ってる選手や強い選手が出れる、その場があればそこに協力するだけだと思います。本当に今日まで有難うございました。(吉田選手から國保代表に感謝の言葉が出たことについては)個人的にはひじょうに嬉しいのですけど、色んな人にさっきも声かけられて、身内にはそれでよかったと言われるんです。でも、本当は最後にはファンに発信して欲しかったなと思います。ひじょうに複雑な心境ですね。でも、個人的にはひじょうに嬉しいです。吉田もわかりながら敢えて言ったんだなと思いますね。(小見川選手が国内外含めて出たいと言っていたが)吉田道場の選手に限っては、どういう舞台に上がりたいのか、日本の舞台に上がりたいのか世界に出たいのかを相談して決めたいと持ってます。(エメリヤーエンコ・ヒョードルが来場した経緯は)今だから言いますが、大物外国人として最後まで交渉していたのはヒョードルでした。一部では新聞記事で飛ばしたんじゃないかと言われましたが、逆にどこで情報を得てきたのかなと。M-1が言うには、日本で試合するのは契約上可能なんだと。そういうところから始まって、いろなところで調整してきました。そのなかで拳の怪我が一番の問題だったんですが、グラップリングの試合はダメかとか、いくつか案がありました。しかし、最終的には総合でやりたいと。ただ、吉田の最後の試合であれば是非行きたいということで、来日していただけることになりました。(今後ヒョードルの試合を國保代表がプロデュースすることは?)いや、ヒョードル選手にはM-1があるので、我々がエージェントをすることはないと思います。ASTRAや別の興行を継続開催でやるなら交渉を考えますが、全くの白紙状態です。(吉田選手が柔道界に戻ってからのプランは)具体的にはないですけど、いま吉田秀彦は吉田道場で小学生から大人まで教えてますが、試合に出るのはどうしても小学生までで、中学校、高校はバラバラの学校に行って、大学もバラバラ、そして社会人と、みんなバラバラの道に行ってしまうと。こういったことが一貫して、小学校で入った子が、中学、高校、大学、社会人、そしてオリンピックを目指すというような、一貫したことができないかと模索しています。(実業団で指導するというような考えは?)小学生から社会人の一貫した教育というなかには、実業団も含まれております。(元朝青龍さんが来場しなかったことについては)大会をやるということになってから『来たい』という話はいただいており、24日か25日には日本に帰るからと。先日戻ってきていたようですが数日で戻ってしまって、『自分が行くと迷惑をかけるんじゃないか』という話はいただいていましたが、最終的には連絡がなかったですね。(桜庭和志選手がリングに上がっていたが、これを布石にDREAMと一緒に何かをやることは?)今回の大会のひとつのコンセプトとして、吉田秀彦が8年間お世話になったみんなと一緒に、大会を行いたという希望がありました。そういうなかで今のDREAMのスタッフは、PRIDE時代からずっと一緒にやってきたスタッフたちですから、是非来ていただきたいと思いました。一時は戦極とDREAMとして別々の大会やっていましたが、その間も関係が悪かったということではないですから。FEGの人たちにも協力していただいたり、他にも修斗さんZSTさん、DEEPさん、慧舟會さんと、多くのプロモーションに助けていただきました。(ASTRAの継続開催は)本当に全く考えてないですね。今日のことも3日前に演者の方と相談をして出てもらうとか、2日前に演出変更とか、最後までギリギリの中でやってきて、次の大会とかを考える余裕もなく、この大会だけ見てきました。なので、まず一安心です。これだけ多くの方にていただいて、終わったということでひと安心しているばかりです。格闘技という世界から吉田秀彦は去りますが、我々スタッフは全力で吉田秀彦をサポートしていきたいと思います。本当にありがとうございました

PAGE TOP
ARCHIVE
content_under
NEW ENTRY
content_under
OURPARTNERS