いよいよDHC presents吉田秀彦引退興行～ASTRA～まであと3日。
選手たちは、最終調整や減量との葛藤が続いている。22日は神奈川県川崎市にあるU-FILE CAMPで、同ジム所属の中村大介が公開練習で好調ぶりをアピールしてみせた。3分1Rのミット打ちの後、グラップリングのスパーリングを3分2R行ない、報道陣に思いの内を語った。
Q：田村潔司さんからは、今回の試合に向けてどんなアドバイスをもらいましたか？
中村「いつも通りなのですが、田村さんからは言葉ではなく、練習を通じてアドバイスをいただいています」
Q：今回は1週間にどの程度、一緒に練習しましたか？
中村「今回は週に二度くらいです。ウエイトトレーニングも一緒にやっていただきました」
Q：天突頑丈選手のイメージは？
中村「自分は知らなくて、ジム生は天突選手のことを知っていたのですが、自分としては修斗の選手と交わることはないと思っていましたから、ちょっとビックリしています。映像を見たのですが、パンチで前に出てくる気持ちの強い選手ですよね。自分も気持ちの部分では負けたくないというのがあるので、楽しみです」
Q：どういう試合になりそうですか？
中村「試合のイメージはできています。どのくらい強いのかは分かりませんが、気持ちで負けたくない。気持ちで負けなければ負けることはないと思っています。1R目から積極的に動いていこうと思っています。去年の年末以降、試合から遠ざかっていることもあるので、いろいろと考えた結果、自分のスタイルというものを貫くことに決めました。ですから、試合でも自分のスタイルで試合します」
Q：天突選手は、有名な選手に胸を借りるつもりで試合をすると言っていました。
中村「そういう話も聞いたのですが、自分が挑戦する立場です。自分は田村さんに憧れてジムに入って、できることならプロになりたいと思うようになって、やれるならやってみようと思うようになっていった。現在、2連敗中なので、下から這い上がっていくつもりで今練習している日々です」 Q：去年の戦績が芳しくありませんでした。
中村「気持ちがグラグラするタイプなんです。今年は30歳ということもあるので、気持ちを切り替えて、一から出直します。」
Q：昨年、不振だった理由を自分なりにどう感じていますか？
中村「技術云々もありますが、最も感じているのは気持ちの部分です。一昨年の成績が良かったので、奢りの部分があったのかもしれません」
Q：メンタル面の強化で取り組んでいることはありますか？
中村「特にないです。今でも気持ちが落ちることがあるので、練習を積むことで、気持ちが上がるのは自分でも分かっています。今は減量のミットを打ったり蹴ったりしているうちにテンションが上がります。昨日はテンション上がりました」
Q：試合が決まった時はどうでしたか？
中村「それはテンション上がりました。一時は、下がりましたが、今は上がってます」
Q：今でも自転車でジムに通っているのですか？
中村「はい。以前は雪だろうが、雨だろうが自転車でしたが、今日は電車で来ました」
Q：スパーリングでは、得意の腕十字を何度も出していました。
中村「腕十字にこだわりすぎてしまったのも、去年ダメだったところかもしれません。凌がれるとヤバイと思ってしまう。元々UWFスタイルが好きだったから極めにいくスタイルが好きなんです。今年は極めにいくスタイルをテーマにしたい」
Q：今回は、吉田秀彦選手の引退興行です。
中村「吉田さんとは面識はないのですが、やはり田村さんと戦った試合が自分には一番印象に残っています。そういう凄い方の興行に出られることは光栄に思います。今回はU-FILE赤羽の長井選手も出場しますし、元U-FILEの長南さんも出場する。M-1で一緒に海外勢と戦った白井選手も出ますから、ショッパイ試合はできないです」
