15日、都内のJ-ROCK workout studioにおいて、DHC presents 4・25吉田秀彦引退興行～ASTRA～に出場する小見川道大と長倉立尚（ともに吉田道場）が公開練習を行なった。まずは小見川が吉田善行（東京イエローマンズ）相手に寝技中心のスパーリングを披露し、集まった報道陣の質問に応えた。
Q：対戦相手が182㎝と長身ですが。
小見川 やりにくいのは確かですが、ボクシングスパーでは身長の高い選手とやっているので、だいぶ良くなってきていますね。
Q:具体的な対策としては？
小見川 ボクシングは渡辺ボクシングジムに出稽古に行かせてもらっているのですが、昨日も相手を務めてくれた長身の選手が自分の右フックでヒザを落としましたからね。バッチリです。右フックがかなり良くなってきている。
Q:ネオ柔道の完成度は？
小見川 ネオ柔道のスタイルというものが完成してきています。進化していると思います。
Q:大晦日の高谷裕之戦以来の試合ですが、大晦日よりも進化した？
小見川 勝負は蓋を開けてみないと分かりませんが、進化しているのを感じます。
Q：寝技と打撃では、どちらが進化していると思いますか？
小見川 双方で進化していると思います。
Q:今回はセミファイナルを務めます。どのような役割と感じていますか？
小見川 戦極で日沖（発）選手と戦ったときは、メインイベントでやらせてもらったのですが、自分としては、あまり試合順にこだわっていない。
Q：セミの役目をきっちりと勝利でつけた後に、メインでは吉田VS中村の試合が行なわれます。どちらのセコンドに就きますか？
小見川 どちらにもつかないです。
Q：道場内で誰がどちらのセコンドに就くという話はしていないのですか？
小見川 まるっきりしてないですね。
Q:先日、一緒に合宿をやった"狂拳"竹内裕二（菅原道場）選手のK-1参戦が決まりました。
小見川 ちょうど自分が合宿に行っているときに、話がきたみたいでした。
Q：合宿での練習はいかがでしたか？
小見川 野生に帰る感じですかね。空気もすんでいて、環境がいいので、集中力がつく。ダッシュ一本やるにしても、集中できる。山が近いので、空気がいいから新鮮な気持ちになれる。
Q:合宿では、主にどのような練習を？
小見川 丸太をかついで走ったり、自然を活かした練習が主ですね。合宿最後の日には海に入りました。寒すぎたので、さっ叫んじゃいました。夕方海で走っていると、夕陽がスポット当たったみたいになって、古いのですが（笑）『太陽にほえろ！』みたいでカッコよかったです。
Q：ちなみになんと叫んだのですか？
小見川 寒いんだ、クソったれ！ 負けねぇぞ、クソったれ！ と叫びました。
小見川に続いて、長倉はミット打ちを披露してから、報道陣の取材に応じた。
Q:日本武道館という大きな舞台で、第1試合に抜擢されました。
長倉 メインじゃなかったっすね（笑）。大事なつかみの部分なので、しっかり勝って、その後の試合を楽しもうと思っています。
Q:対戦相手の毛利選手の研究はしていますか？
長倉 以前に一緒の大会に出場したことがあるので、そのときの映像を見てます。
Q：印象はいかがですか？
長倉 寝技の選手かなと。
Q：寝技にはいかない？
長倉 チャンスがあればいくし、一本取りにいきたい。
Q：連続KO勝利は意識していますか？
長倉 意識はしてます。でも、勝つことのほうが大切ですね。勝利のためなら、一本でも判定でも構わないです。
Q:寝技は苦手なのですか？
長倉 秘密です。でも、小見川さんたちとガンガンやっているので、自信はあります。
Q：当日は、長倉選手を初めて観るお客さんもいると思います。
長倉 インパクトを与えたいですね。そのためにも勝って印象を残したい。
Q:ラグビー時代の仲間は応援にくるのですか？
長倉 結構、来てくれると思います。
Q:恩師は来られますか？
長倉 まだ分からないのですが、前回の試合も観に来ていただいたので、来てくれると思います。
Q：今年の目標は？
長倉 大きな目標というのは考えないようにしている。一つひとつ勝ち上がっていきたい。
Q：メインイベントをどのようにみますか？
長倉 吉田さんが意地を見せるのか？ カズさんが引導を渡すのか？楽しみで仕方ないですね。
