ASTRA

“殺戮ピラニア”長南亮、ASTRA見参! 2001年に総合デビューを果たした長南は、6戦目で第3代修斗世界ライトヘビー級王者にも就いている須田匡昇にスプリット判定ながら、勝利を挙げて関係者の評価を高め、8戦目では第4代修斗世界ミドル用級王者の桜井“マッハ”速人をTKOで下して、その名を一気に高めた。とりわけマッハとの一戦は、長南が善戦できるか？という程度の下馬評だっただけに、長南に対する「何をしでかすか分からない」という期待感も危険度も、この一戦を機に一気に高まった。そして04年には、いよいよPRIDE武士道にも出陣。初陣のヒカルド・アルメイダ戦は判定で落とすも、2戦目でカーロス・ニュートンに判定勝利して同年のPRIDE男祭りでいよいよ大仕事をやってのける。現在84㎏級で世界最強の男という名をほしいままにしているアンデウソン・シウバをヒールホールドでタップさせて勝利。この一戦で長南に対する関係者の期待度はマックスに達したと言っていいだろう。その期待に応えるべく06年はPRIDEミドル級GPに出場するが、戴冠はならなかった。その後、DEEPミドル級王座を返上して、UFCで4戦するも、1勝3敗。09年にDEEPで中尾受太郎相手に凱旋試合を飾ると、今年3月22日はDREAMではアンドリュース・ナカハラに勝利し、中31日での連続参戦。現在の練習拠点はアメリカと日本の往復の長南だが、吉田秀彦とはかつての練習仲間。ASTRAの遺伝子を受け継ぐための参戦だ。